重箱の隅を優しくつつく

博士号取得後、化学企業で働いています。科学(物理化学)、プログラミング、読書、自転車などが好きです。

就職活動しました

タイトルの通りです。 無事就職活動を終え、来春からは新卒としてアカデミックを離れてインダストリーに行くことになりました。行き先は化学・素材系の企業です。 この間に実はいろいろなことを考えたりしていたので、忘れないためにもここに書いておこうと…

大学生のための、理化学研究所で研究するガイド

はじめに 私は今、博士課程の大学院生をしており、理化学研究所という研究機関で研究をしています。 高校生の頃から理研には憧れていて、いつかは理研で働きたいと考えていました。 一時期は不祥事などもありましたが、やはり素晴らしい研究環境であることに…

VASPで計算したバンド構造の可視化のためのスクリプト

固体のバンド構造計算をこれまでは主にQuantum Espressoというフリーのコードを使って行っていたのですが、最近、少々vaspを利用した計算を行っていました。 vaspでバンド構造を計算すると、EIGENVALというファイルが作成されて、そこに各k点での固有値が記…

理論化学の本を紹介していく(電子軌道の概念)

量子化学の一番初めは、とりあえず波動関数とは何ぞや?を抑えることだとすると、その後で来るのは、今度は軌道の概念を知ることだと思っています。 私は軌道のことは、友田修司先生の本で勉強をしました。 基礎量子化学―軌道概念で化学を考える作者: 友田修…

化学屋から見たバンド理論 その2

今の時代、バンド計算も多くの場合、VASPやQuantum Espressoといった密度汎関数法による計算をすることになるかと思います。 バンド計算においては、必要なパラメータとして、 汎関数(大体はPBE汎関数が多い模様。必要に応じて、PBE0やHSE06のようなハイブ…

化学屋から見たバンド理論

化学系の学部・学科で理論計算を行う人は、gaussianやGAMESSといった量子化学計算プログラムを使って解析を行うケースが殆どだと思います。 しかし、シュレーディンガー方程式の解釈の仕方はそれだけではなくて、バンド理論というのも一つの見方です。 vasp…

理論化学の本を紹介していく(その1、超入門)

しばらく忙しくて全然書くことができなかった。 けれど何とか生きています。順調に理論化学の博士課程学生をやっています。 さて、相変わらず本は結構読んでいるのですが、最近若干の消化不良になっています。 せっかくなので、読んだ本のことを文章で記録す…

水道の蛇口を締めても水が止まらなくなったときのトラブルシューティング

ふだんは遅くとも9時くらいには研究室から家に帰ってくるのだけど、今日(昨日)はいろいろまとめてやっておきたかったことがあったのを処理しているうちに23時半を回ってしまった。 家に帰ってから、さっさと寝たいと思いながらシャワーを浴びていたのだけ…

スターバックスのファンでした(続編)

スターバックスの店舗情報のスクレイピングを行うプログラムを更新した。 昨年の今頃、Pythonで書き直したのだが、その直後にスターバックスジャパンのウェブサイトがリニューアルされて形式が変わってしまっていたため。今回も、Pythonのlxmlライブラリを使…

塩分について考える

突然だが、塩分について書いてみる。 自分は今年の2月に尿管結石になり、また、その少し前に母親が狭心症を煩ったこともあって、それ以来、塩分の量について気にするようになった。 (余談だが、しばらく放置していたこのブログなのだが毎日100-200程度のア…

C/C++からCythonを介してPythonの関数を呼び出す話

下で技術系以外のことも書いて行こうと主張した直後でまた技術系の話です。 Cythonについては、PythonからC/C++の関数を呼び出す為のツールで、これについては情報が至る所にあるのでそちらを参照して欲しい。 最近はオライリーから本も出たようだ。 http://…

しばらく放置していたのだけど

この四月から博士課程の学生に身分がかわり、研究室も変更した。そういうこともあってか、ここのところ新しいことを勉強したりとか、とりあえず研究というよりも単なるインプットに偏りすぎていた感じがあるので、とりあえずこれからはアウトプットを少しで…

CMSimpleというものを使ってみた感想

世間ではContents Management System(以下、CMS)としてWordPressが圧倒的に流行っておりますが、それ以外のフレームワークのお話です。 最近は企業とか、大学の研究室のWebページでもよく使われていますね。 僕の所属している研究室でもWebページを作り直…

尿管結石事件のその後

2015年2月の尿管結石で苦しんだ事件のその後のお話です。 排出後、病院にて再診してもらい、「とりあえず落ち着きましたね」と言われましたが、この病気は5年以内に再発する人が半数程度いるそうです。 しかし、この疼くような痛みを今後も味わいたいとは…

修士論文発表の一ヶ月前になって尿管結石と診断された話

2014年の年末くらいから時々左の脇腹に違和感があったり、痛いと感じることがあったのだけど、そのときは病院に行って整腸剤とか胃薬・痛み止めを処方してもらうのみで、それで治った(気がしていた)ので気にしていなかった。 そして、今年の成人の日になん…