のらりくらり

物理化学分野のポスドクです。プログラミング、読書、自転車などが好きです。

約3年間勤めたアルバイトを辞めました。

表題の通りです。
大学2年の時(2010年5月11日)から勤めたアルバイトをつい先週辞めました。
最後の3ヶ月は実質的な勤務はほぼ0だったので、実際に働いたのは2年10ヶ月程度でした。

Windows向けのミドルウェアを作る会社で、実際に自分がアルバイトとして主に触っていたのも、C/C++, Win32APIなどが中心でした。

今時C言語でアルバイトさせてもらえるところというのはそうそう多くはないのではないかと思いますが、ここで仕事していてよかったことは

  • (当たり前だけど)アルバイト代が入ることにより、さらに技術本を買うためのお金ができる、結果この間に非常に広い技術を(習得ってのは怪しいですが)勉強ですることができた。
  • ミドルウェアということで、占めるウェイトは小さかったものの、ドライバなどの、OSにべったり張り付いた部分に関する知識を得ることが出来た。
  • Win32APIをひたすら使っていたお陰で、UNIX System Callなどに関する知識もすんなり頭に入ってくる土台ができた

などなど、決してバイナリアンと呼べるような極端な低レベル系でずっと仕事していたわけではなかったものの、自分が低レベル系のプログラミングを指向するには十分なきっかけをもらった職場でした。

楽しい職場であったし、(バグの原因分析などを除けば)仕事もそれなりに楽しんでやれていたので、辞めるという決断に躊躇が無かった訳ではなく、それなりに悩みましたが、生物系の院生という事情からやはりどうしても週に2日程度コンスタントに行くというのも難しく、無理して週1程度でいったとしても仕事を片付けるにも十分な時間でなく会社にも迷惑がかかると判断した、というのが最終的な理由です。

上司の方とも今後も個人的におつきあいさせていただく機会はありそうですし、なにより「それなりに」低レベルなコードの実行環境を常に意識していたお陰で、より高次のプログラミングなどに対しての土台が出来たと感じます。
ここでずっと仕事を出来たことは今後の自分にとっても大きな財産になるであろうと考えています。