重箱の隅を優しくつつく

博士号取得後、化学企業で働いています。科学(物理化学)、プログラミング、読書、自転車などが好きです。

危険物取扱者甲種試験の参考書・勉強法など

先日、危険物取扱者甲種試験を受けました。 結果は、法令、物理化学、物質の性状と消化方法の順にそれぞれ80%, 100%, 83%で、無事合格でした。

ここでは、私が試験対策に使った本やサイトについてまとめておきます。

試験対策に使った本は2冊だけ

試験対策に使った本は、下記の2冊のみです。

教本

まず、教本として利用する本は「わかりやすい! 甲種危険物取扱者試験 (国家・資格試験シリーズ103)」がこの試験の受験者の中では鉄板と言っても良いかと思います。試験会場でもこの本をギリギリまで見ている人をたくさん観測しました。

内容がきちんと整理されてまとまっており、わかりやすいです。また、各分野ごとに練習問題が多く載っており、これを解きながら読み進めていくのが良いでしょう。

欠点をあえてあげるならば、暗記のための語呂合わせがやたらたくさん載っていることです。これが便利と思う人もいるのでしょうが、私は「かえってわかりにくい」と感じてしまいました。。。  ただ、その場合はスルーすれば良いだけだし、時々非常にしっくりくる語呂合わせもあるので、自ら取捨選択すれば良いと思います。

問題集

次に、問題集です。私が使った「本試験形式!甲種危険物取扱者 模擬テスト」は、実際の試験と同じ模擬試験形式の問題が6回分収録された本です。

これを複数回繰り返すことで、試験の問題に慣れていくようにしました。

ややマニアックと思う出題もありますが、分からなかった問題や間違えた問題を切り口にして苦手な分野を洗い出していくのにはこのような形式の問題集の方が丁度良いと思います。解答も丁寧に書かれています。

試験前の最後の1週間はこの本を1周半程度行いました。

買ったけど使わなかった本

色々なサイトを見ていると、教本に直接対応する問題集として「本試験によく出る!甲種危険物」がよく紹介されています。

使わなかった理由として、この本には問題は多く収録されていますが、各分野ごとに問題が別れている点が挙げられます。例えば、「性状・消火」の中でも「第○類の危険物に関する問題」と言った感じです。これだと実際のところ、使い道は上記の教本とあまり変わりません。

結果的に、基礎知識とそれに紐づく練習問題は上記の教本を何周か行い、その後で実試験形式の模擬テストを何度か繰り返すだけで終わりました。

勉強に使ったサイト

図解でわかる危険物取扱者」というサイトは、イラスト入りで危険物試験に出る内容が説明されており、オススメです。

zukai-kikenbutu.com

中でも特に参考したのが、法令の中の「危険物取扱所」や「表示」に関する部分です。上記の教本は内容はまとまっていますが、イラストが全て2色刷りなのでイメージとしてピンとこない箇所がありました。たとえば、「火気注意」という看板は、赤い看板で白い文字で表示します。それを2色刷りで示されても正直あまりピンときません。そういう部分をこのサイトで補完しながら勉強をしました。

勉強の注意点

物質の性状・消火の方法は順番を入れ替えたりする

物質の性状と消火の方法のセクションは、とにかく分量が多く大変です。その中でも、1類と4類は特に物質の種類が多いため、これらを後回しにして勉強しました(これは教本にも書かれています)。なるべく一定のペースで勉強しつつ、これらの時間がかかる部分は週末にまとめて本を読み、練習問題を継続的に解くようにしました。

物理・化学も意外と落とし穴かも

私は化学系の大学院を卒業しているので、勉強し始めのころは「物理化学は勉強しなくても大丈夫だろう」くらいに思っていました。

しかし、「燃焼理論」など実戦形式の問題でぶつかってから意外と解けないことに気づく箇所などがあります。

早いうちに実戦形式の問題を解くなりして、弱い箇所があることを認識して穴を埋めていくようにするのが良いかと思います。